快楽が目的となった正義が最もタチが悪い【ライター／ＤＪあおい】

批判と誹謗中傷の違いとは、虚偽の有無や悪意の有無などが主な定義に挙げられるのですが、最も顕著なのは『コミュニケーションを取る意思があるか否か』ですね

正当性のある批判を言っていても、話し合いに一切応じない一方的な正義の押し付けは、批判に擬態した悪質な誹謗中傷だと思っていただいて結構です

しかし、話し合う意思が込められた正当性のある批判であっても、相手が同調や共感しか求めていない、感情優先型で論理的な思考ができなくなっているタイプの人は、それを正当性のある批判と捉えることができず、悪質な誹謗中傷として受け取ってしまうことも多いんですよね

論理的思考の人は、なぜ話にならないのかわからないし、感情的な人は、なぜわかってくれないのかわからないし、同じ言語を使用していても、コミュニケーションが成立しないという不思議な現象が起こってしまうんです

どちらが悪いというわけでもないので、意思疎通の意思があるならば、論理的思考と感情的思考の２つのチャンネルを使いこなす必要があるということですね

どちらか一方に偏らないように、論理的思考も感情的思考もバランスよく身につけましょう

しかし、SNSでありがちなことなのですが、なぜ自分の人生に一切関与しないであろう、芸能人や有名人の不祥事などに『一言物申す系』の人が多いのでしょうね

自分の生活に直結してくる政治に批判や非難をしたくなる気持ちはなんとなくわかるのですが、べつにファンでもない芸能人がどうなろうと、自分の人生の何が変わるわけでもないのに、なぜ執拗に批判や非難を向けてしまうのか

それは、正義って気持ちいいからなんですよ

自らの正義を行使すると脳から快楽物質が分泌するため、快楽を目的に批判や非難をしてしまうということです

これは動機が利己的な快楽を得るための言説なので、どんなに正当性のある批判であっても悪質な誹謗中傷と変わらないと思ってください

また、特定の芸能人を叩く人も、その叩く人を叩く人も、どちらも快楽が目的になっているため同罪です

善良な人はただただスクロールするだけ

そして善良な人が大多数を占めていることを忘れないように

DJあおい

謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万人。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー約15万人。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されていますが、その素性はいまだ謎のままです。

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