正論は人を傷付けるのか?【ライター/DJあおい】




『正論は人を傷付ける』とよく言われるのですが、多くの場合は正論が人を傷付けているのではなく、言い方が人を傷付けているだけです

敬意や好意、または親しみが込められるのは『何を言うか』という言論の領域ではなく『どう言うか』という言い方の領域ですからね

言い方に敬意が込められてさえいれば、それが正論であろうと誤論であろうと言論の正誤に関係なく話ができる舞台が整うわけです

しかし『正論』という正義を手に入れてしまうと人に対する敬意を失ってしまう人が多いんですよね

『自分は正しいのだから他者に敬意を払う必要はない』と思い込み、その結果『言い方』に悪意や嘲笑が込められてしまうわけで、人はそれに傷付いてしまうだけで、正論が傷付けているわけではないんですよ

 

コミュニケーションにおける言語の役割は約二割と言われています

残りの八割は態度や表情、声の大きさ等の非言語、つまり『言い方』なんです

人は人の話を聞く前に人を見ます

この人は自分に対して敬意を持ってくれているのだろうか、もしくは好意を持ってくれているだろうか

その情報を非言語から読み取り、『この人は大丈夫ですよ』と脳がO Kサインを出してくれて初めて『聞く耳』を持ちます

それが自分とは異なる意見であろうと言い方さえ良ければウェルカム

異なる主張同士で有益な意見交流ができるでしょう

逆に言えば言い方が悪ければ全てがご破産

どんなに素晴らしい意見であっても誰も聞く耳は持ってくれず、無理矢理押し通そうとすれば異なる主張同士で殴り合うだけ、そしてその主張が正しければ正しいほど一方的に傷付けてしまうだけになってしまうということです

そのやり方では相手を黙らせることが限界で、相手を納得させることまではできないんですよね

せっかくの正論なのに黙らせることしかできないなんて勿体無い

言い方を工夫するだけでその人を納得させ味方につけることができるのかもしれないのに、逆に敵を量産してしまうなんて正論の持ち腐れじゃないですか

正しいことを言うときこそ正しい言い方に気を付けること

べつに謙る必要はありませんが、その人の意見を尊重する敬意を込めて正論は扱ってください

DJあおい

謎の主婦。 ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万人。 サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー約15万人。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されていますが、その素性はいまだ謎のままです。

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